菊花賞最終版
蓋を開けてみたら、けっこう予想と違うオッズに。オッズを加味して、最終版の予想を。
とりあえず、人気３頭中２頭は自信をもって消せる。リーチザクラウンは早くから“広いコース向きのステイヤー”と思っていたので、特段消す必要もない。ゆったりのびのび走らせればまず崩れない。ただ、１番人気の武豊騎乗の逃げ馬。そう楽にスイスイいかせてくれるはずがない。
また、元来菊花賞というのは逃げ切りが非常に難しいレース。今の活力の落ちた武豊に、菊花賞を逃げ切れるほどの芸当ができるのか？
できないと思います。確実に走ってくるとは思うけど、勝ちは厳しいと思う。消す理由はないけど、◎にはしたくない。
ロジユニヴァースの回避で、別にチャンピオンでもないリーチが１番人気の受けて立つ立場で迎える。この１人気の受けてたつ立場で、3000mを逃げ切るのはかなり難しい。
１番人気でも、ダンスインザダークやディープインパクトとは違うんだよ。
かなり本命は迷ったんだけど、◎はヤマニンウイスカーとしたい。
マンハッタンカフェ×Sadler'sWellsで、長距離は大歓迎の血統。加えて自身のキャラも、３３秒台の上がりを１度も使ったことがないというステイヤータイプ。小回りの小倉・札幌を好走してきたのも、持久力の証明。
前走はスタート直後に挟まれてその後もまったくレースに加われずに参考外。夏には北海道の1000万条件を圧勝しているし、イコピコと接線を演じていた馬。力が足りないわけはない。
鞍上に菊花賞に相性のいい和田をむかえ、条件は揃った。
ただ、唯一の気がかりは、アンライやシェーンほどじゃないんだけど、少しカーッとなってしまうところがあるところ。広いコースで１度も走ったことがないので、京都の外回りをグイグイグイグイ力強く伸びてくるイメージはそうわかない。
ま、それでも力は間違いなく世代トップクラスなのは確信してるし、この人気なら狙ってみる。
○はナカヤマフェスタ。ずっとこの馬◎で考えてたんだけど、直前で○という形に。
まず、状態一息だった皐月賞以外１度も崩れていない。関東馬で地味だから人気もそんなにないんだけど、春の実績＋緒戦だけをみたら、春の異様なクラシック２戦のことも加味すると世代で１番強いんじゃないかとも言える。
加えて、父ステイゴールドで母系にG1で恐いリボーの血。
春の天皇賞で◎サンライズマックスのときにも書いたんだけど、ステイゴールド産駒は自動的にサンデーとディクタスの血を持つので、京都の長距離は確実に合う。いずれ菊花賞馬を出しそう。と
さっそく今年有力なステイゴールド産駒が来た。かかったりアクシデント的なことが起こらない限り、まず馬券圏内にはくると思う。
ただ、そんなナカヤマフェスタを○にした理由は、鞍上が普通に乗れないこと。蛯名は菊花賞も勝ってるし、G1を勝ちきることができる騎手だけど、良くも悪くも騎乗のふり幅が大きい騎手。普通に乗ればくる馬をESPやらなんやらで平気で飛ばし、全然期待されていない馬で空気読まずに勝ったりする騎手。
今回は普通に乗って普通に来るかもしれいないけど、◎にはしにくい。
◎ ヤマニンウイスカー
○ ナカヤマフェスタ
▲ スリーロールス
△ シェーンヴァルト・リーチザクラウン・アドマイヤメジャー
スリーロールスは菊花賞といえばのDD産駒で◎まで考えてたんだけど、1800mで切れる前走なんか見てると、どうもなんか違うような気がする。菊花賞でくるDD産駒というと、ファストタテヤマ・ザッツザプレンティ・デルタブルースにしろ、なんかこうゆったりとした感じの馬で、切れないけどバテませんみたいな馬。陣営もその辺をわかっててずっと中距離を使ってるような感じもするし、鞍上も菊花賞で大仕事をするにはまだ早いような気がするので▲まで。
シェーンヴァルトはあのカーッとなり気性がどうかだけど、イメージ的にはファストタテヤマ的な感じで。
勝負度：☆☆☆
