G1の1人気について

俺がマイルCSでカンパニーを買いたくない大きな理由は、まず1人気を背負うというのがあります。

今秋のG1路線、実はまだ1度も1人気が勝てていません。結果を示すと、

スプリンターズS
アルティマトゥーレ  5着

秋華賞
ブエナビスタ    2位入線3着

菊花賞
リーチザクラウン   5着

天皇賞
ウオッカ       3着

エリザベス女王杯
ブエナビスタ     3着


となります。これを偶然と片付けるのか、それとも何かしらの原因があってこういう結果につながっているのか考える必要がありますが、俺は後者の方だと思います。




まず1人気を背負うというのは、それだけで一つのハンデを背負っているものだと思います。というのは、他のレースとは違い、G1にはプレッシャーや重圧というものが重く存在します。その重さは各馬・各騎手・各陣営によって違うけど、そのレースがその陣営にとって大きい目標なら大きいほど、それは大きくなります。



1人気を背負うということは、その重圧やプレッシャーが大きいということ。仮に1人気の馬が、そのレースを大目標としておらず、陣営があまり意識していなくても、1人気を背負えば否が応でもプレッシャーはかかるでしょう。


そして、1人気を背負うということは他陣営から目標やマークされる確率が高いということです。良くも悪くもレースの中心になる。先週のブエナビスタなんかはいい例だと思います。誰もが認めるレースの中心馬だからこそ、他の有力陣営はブエナビスタを意識し、レースの核となる。そして、意識しすぎた結果が、時としてああいう結果を引き起こす。








それでも1人気は、人気を背負うということそれすなわち力はありますから、そんなプレッシャーや重圧をものともせずに撥ね退けて勝つ馬はたくさん存在します。しかし、今秋はその様な結果になっていません。





その原因は、サンデーがいなくなったことが密接に関係しているんじゃないかと。サンデーサイレンスというどんなフィールドでも異次元に強かった存在がいなくなり、今はそれぞれのフィールドというのが今までよりも明確になってきた。距離や芝ダートの違いはもちろんのこと、馬場が軽いか重いか、小回りか大回りか、前有利か差しが届くかなど。
自分のフィールドなら強いけど、それ以外の条件ではコロッと負ける。各馬の好走できる領域が狭くなり、どの馬もその領域以外のところでは人気を背負おうが負ける。どんな領域にも強かったサンデー産駒がいなくなった結果、各馬の能力が拮抗しているからほんの少しのアヤで勝ち馬が変わる。そういう時代に突入しているんだと思います。










ここまで5戦連続でG1の1人気が連にすら絡めていないのは流石に偶然だと思うけど、“1人気が勝てなくなってきてる”というのは以上のような原因があって発生していることだと思う。“1人気が5戦連続で敗退している”というのは偶然でも、“1人気が勝てなくなってきている”というのは事実であり、これはサンデーがいなくなった今、この傾向は続くと思います。



今までまったく荒れなかったダービーでも、ここ最近人気薄が2着に飛び込んできたり、1人気が飛んだりしているのもサンデーがいなくなってから。いずれはダービーが荒れるレースになる日が来るかもしれない。








そして今回の1人気のカンパニー。カンパニーが1人気の重圧や他陣営からのマークを撥ね退けてまで勝つ力があるか?8歳馬が3連勝をするのか?

ということを考えると、やはり消したほうがいいという結論になる。もちろん適正外のレースではないし、力が上位なのは間違いないけど、確率的なことを考えると消した方が妙味があると思うんです。





でも、◎候補がなかなか見つからないんだよね(^^;





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