ジャパンカップ外国馬分析

4頭が出走する外国馬について、血統的な分析をしてみましょう。まずは今年の凱旋門賞馬で人気を集めそうなデインドリームから。




デインドリーム血統表



父はニジンスキー系のLomitas。母父は言わずと知れたデインヒル。父のLomitasは2年前にエリ女で来日したシャラナヤと同じ。



今年はロンシャンにしては異常ともいえる絶好馬場で、勝ち時計は日本と大して変わらない時計に。そのレースを3着のスノーフェアリーに5馬身と決定的ともいえる差をつけたんですから、当然人気するでしょう。




ただ、血統的な見地から言うと、やはり日本では重い気がします。確かにロンシャンでは速い時計に対応し、凱旋門賞では1-3着を牝馬が占めたわけだから、欧州では切れ型のタイプになるでしょう。
しかし、それはあくまで欧州の話で、日本の馬場だと話は別だと思います。


父がニジンスキー系で、母父がデインヒルだと日本では力馬の部類に入る配合でしょう。ダンチヒの血が入ると日本では力馬っぽくなるので、洋芝巧者や雨巧者が多いです。父がデインヒルファインモーション札幌記念を圧勝。母父がダンチヒ系のロジユニヴァースも不良馬場のダービーを圧勝しました。ただ、共に東京の瞬発力比べは苦手の馬です。



母父がダンチヒ系のデインヒルでも、父が日本向きの瞬発力系だったらまだいいんですが、父もニジンスキー系となると重すぎるでしょう。




凱旋門賞馬も過去、バゴ・モンジュー・エリシオとことごとく人気を裏切って負けています。






シャレータ血統表


父はダンチヒ系のSinndarで母父がサドラー系のBaratheaこれだけ聞くとデインドリーム同様重いですが、父のSinndarの父父はディープスカイの母父のChief's Crown。母系にもダルシャーンHabitatなど日本でも馴染みのある血が並んでいます。


ですので、デインドリームよりは日本向きかなと思えるのですが、主な実績は日本で言う秋華賞ヴェルメイユ賞で3着。凱旋門賞は2着といっても、そもそもラビット役での出走で、一発嵌ったというか、フロック感は否めない。実績的には、過去来日した海外馬では中の中くらいで、だったら日本の一流馬買ったほうがいい気がします。



強調材料は鞍上が日本を知り尽くしたルメールという点でしょうか。




あとの2頭はまとめて。



サラリンクス血統表


ミッションアプルーヴド血統表



サラリンクスは明らかに欧州血統で、デインドリームよりも重く、デインドリームより実績も断然下。厳しいでしょう。



ミッションの方は父がCaroの系統で日本向きの感じはありますが、そもそも力不足でしょう。






何より、過去5年の外国馬[0,0,1,21]



このデータが全てを物語っています。やはり外国馬はキングマンボの系統かHail to Reasonの血があって、なおかつそれなりの実績馬じゃないと厳しいと思いますね。









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