NHKマイルカップ２０１３プレビュー

・配当

荒れたのはジョーカプチーノが逃げ切った０９年のみで、他は割と平穏決着。馬連万馬券も０９年のみで、他はほとんど２０倍以下。３着に人気薄が来ることはよくあるが、連対圏だけでいうと堅いレースと言えるだろう。

１人気はカレンブラックヒルや、グランプリボスなど戦前は怪しいと思われていた馬もほとんど人気に応えて
１人気は過去５年[4,0,0,1]
２人気[0,1,0,4]
３人気[0,2,1,2]

・馬券対象馬馬番

１２年[5,17,12]
１１年[13,17,1]
１０年[13,1,3]
０９年[3,13,10]
０８年[9,5,14]

二けた馬番が５年連続で馬券に絡み、8/15と半分以上を占める。

ただ５番より内も毎年馬券になっている。
NHKマイルカップというよりは、この東京開催自体がインベタ馬場になって内通らないと馬券になりませんのような馬場になることがしばしばあるので*1、
そこは注意が必要である。

二けた馬番も毎年馬券になってはいるが、ピンク帽になると１２年のアルフレード、１１年のコティリオンの人気馬のみでやはり多少不利か。

・血統

SSの血を持つ馬は12/15。

今年はエーシントップの人気が予想されるが、過去５年の勝ち馬はすべてSSの血をもっている。エーシントップはこの傾向を覆せるか。

SSの血をもたない馬で馬券に絡んだのは０９年に１頭と０８年に２頭と比較的昔。直近３年はすべてSSの血を持つ馬で３着内を独占しており、だんだんと中距離の伸び脚が求められるように傾向がシフトしてきているのもエーシントップにはマイナス材料か。

・前走

前走馬券圏外から巻き返してきたのは６頭で、３歳戦にしては巻き返しが効くレースである。

馬券圏外から巻き返してきたのは皐月賞が２頭、ニュージーランドTが２頭、スプリングS・弥生賞が１頭ずつで、すべて東京とは異なる適性が求められる中山コース敗退馬である。

逆に前走で中山の重賞を勝ちきっているような馬はここと相性が悪く、勝ったのは昨年のカレンブラックヒルのみである。まあ皐月賞やそのステップレースを勝ったような馬はこのレースに向かってこないので、ほぼニュージーランドTの勝ち馬としてもいいが。

皐月賞から距離の壁を感じてダービーではなくこちらを使ってきた馬は毎年それなりに人気になるが、過去５年どころか１０年に広げても勝ちきっていない。人気が予想されるコパノリチャードには厳しいデータである。

残る２頭は橘Sと弥生賞組。

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*1:例で言うと１０年