2009年の抱負


2008年総括を踏まえて。






来年は、“単勝”に拘って勝負していこうと思う。








それは、今年単勝の収支が+だったことももちろんあるけど、俺の予想は単勝向きだということを以前からうすうす実感していたから。




穴馬を買うと、来るときは頭までくることが多い。逆に、“頭は難しいけど3着くらいならあるかも”と思って複勝やワイドを買う穴馬は、だいたい来ない。



もちろん、本命は堅そうだけど紐が荒れそうなレース、複勝でこそ拾いたい馬がいるレースなどもある。
こういうレースは来年はもう手をださない。

“単まで突き抜ける可能性のある穴馬を買う”






来年はこれを徹底していきたい。







しかし、穴馬の単勝ばかり買っていたら、的中率が下がってしまう。10や20レース連続負的中なんてこともざらにあるでしょう。それでも精神的に耐えられるならいいけど、それではあまりにも収支が安定しないし、精神的にもきついので、来年は“単勝保険”を積極的に活用していきたい。





単勝保険というのは、勝負馬券の単勝で儲けを見出しつつも、保険的な意味合いの単勝をもっておくという買い方。




例えば、先日の有馬記念




俺の印は、

◎ アルナスライン
○ ダイワスカーレット
▲ ドリームジャーニー



でした。



アルナスラインドリームジャーニーが単まである穴馬として考えていて*1、この2頭の単勝を買いたかった。



ただ、単勝10〜30倍の馬が勝つ確率なんてたかがしれている。そこで、この2頭が勝てなかったときに、1番勝つ確率が高いと思われる馬の単勝を保険として買う。有馬記念の場合、自分の中でダイワ>マツリダ
という図式が明確だったので、ダイワスカーレット単勝を購入。
結果、保険の単勝が的中し、アルナスラインドリームジャーニー単勝で儲けを狙いつつも、ダイワの単勝で賭け金の90%以上を回収できた。





この単勝保険という買い方は、




“18頭立てだろうが、勝つ権利を持った馬は実質半分もいない”


という考え方を馬券の買い方として反映したものです。




競馬は、展開、馬の状態、騎手の戦術等、走ってみなければわからない不確定の要素がたくさんあります。特に、“展開”というのは、馬券購入者がいくら熟考しようと騎手の考えやスタート次第でいくらでも変わってしまうので、展開を考えて予想するというのは難しく、あまり意味のないことです。




それに、展開次第で2着3着というのはいくらでも変わりうる。今回のアドマイヤモナークなんて、典型的な展開利で2着に突っ込んできた例でしょう。



しかし、2着3着は展開によっていくらでも変わるにせよ、1着馬というのはいくら展開に恵まれようが限られた馬にしか可能性がない、というのが持論です。






競馬は最大でも18頭立て。そのうち、勝つ権利を持った馬は実質10頭以下でしょう。


その中で◎、もしくは◎〜▲くらいまでの単勝を買い、その◎〜▲が勝てなかったときに保険となりうる馬券を買うなら、◎の複勝を買うよりも、◎〜▲以外の勝つ権利のある馬の単勝を買ったほうが現実に保険として機能する可能性が高いのではないか、と最近考えてます。





何もこの単勝保険は1頭だけでなくてもよくて、単勝20倍以上ついてる馬が勝つ可能性がある思えば、いくらでも拾えばいい。20倍以上ついていれば、少額で十分対処できるから。





保険は、メインの勝負馬券が外れたときに、的中する可能性が高くなければ意味がない。◎の複勝を買うよりも、その他の馬の単勝を買うほうが、的中率が高いのでは、と思う。それに、当然だけど、複勝よりも単勝の方がオッズがつくので、保険に賭けるウエイトを低く抑えられる。







ただ、この馬券術の注意点は、いくら保険とはいえ1倍台の単勝は買わないこと。




1倍台の単勝を保険として活用するとしたら、全投資金の半分以上を保険に費やさなければいけない。これでは、あまりにも保険のウエイトが高すぎるし、そもそも1倍台の馬の単勝が現実になる可能性が高いと思うようなレースは、手を出すべきレースではないでしょう。
なので、1倍台の馬が勝つ可能性が相当高いと思うようなレースは買わない。もしくは、少額で他の馬の単勝を買う。







この馬券術の欠点は、驚異的な回収が期待できないこと。当然ながら、いくら単勝を買おうと的中は1通りなので、勝負馬券が的中した場合は保険馬券が不的中になる。それに、単勝の倍率などたかが知れてる。



ただ、いくら自信があっても10倍以上の馬の単勝に2万・3万突っ込む勇気はないし、勝負度合いが上がれば上がるほど保険を賭けて最悪の事態を避けたくなる。だから、◎の単勝一点勝負とせずに、単勝保険を実践していきたい。爆発的な収支は期待できないかもしれないけど、この買い方でも十分回収率100%以上を記録できるという、手応えもある。




その代わり、ある程度の人気馬が“確勝”と思えるようなレースでは、◎の単勝一点で勝負しようと思う。






まとめとしては、




・来年は単勝で勝負。全投資金の80%以上を単勝

・無理に一点にせず、保険の単勝を積極的に活用

・なるべく勝負度合いをつけないよう、最低購入額を500円とする。

・1〜2人気の馬の単勝を買うときは、一点で買う





以上のことを実践していきたいと思います。




当然、目標収支は回収率100%以上。






来年も競馬頑張ります。皆様、よいお年を!!

*1:この2頭が単勝として買えるかどうかという問題はひとまず置いておいて