Japan Cup Final

今週にJC関連のことをPart1〜3まで更新してきました。Part1は全体的なイメージ、2は外国馬の診断、3は天皇賞からのステップ組でとりわけ人気が予想される3頭について。


今日はその最終見解ということです。







いきなり結論から書きますが、◎はリーチザクラウンです。

JCで3歳馬の優勝はジャングルポケットしかないことも武豊が完全に落ち目に入っていることも重々承知の上での◎です。別に血迷ったわけではありません(笑)







まず根本的な理由としては、俺は今年の3歳馬はかなりレベルが高いと思っています。そして個性派ぞろいでなかなか誰がトップなのかわからない3歳世代の中で、リーチザクラウンは間違いなくトップ級の1頭であると思っていることが大きなところです。




まずこの世代が強いと思っている裏づけは、やはり皐月賞。1000m通過が59.1のHペースがあったとはいえ、勝ち時計の1'58.7は異常とも言える時計です。大して時計が出る馬場状態でもなかったのに、この時計はなかなか出ません。過去10年の皐月賞でも58秒台で決まったのは3度だけ。

加えて菊花賞も今年は時計が早く、勝ち時計の3'03.5は過去10年で2番目の時計です。

そして、皐月賞の勝ち時計が今年より速かった02年と04年はそれぞれシンボリクリスエスコスモバルクが、菊花賞が今年より速かった06年はドリームパスポートが3歳で馬券に絡んでいます。

だから今年のレベルの高い世代で間違いなくトップ級の実力があるであろうリーチザクラウンなら、十分古馬相手でも勝負になるという点がまず一つ目。つまり能力的な通用の裏づけがあるということ。









そして二つ目が、立場。

“じゃあそんなに強いリーチザクラウンきさらぎ賞以来勝ててないじゃないか。これが何がトップだ”という意見もあると思います。というかおっしゃるとおりです(笑)




でもやはり敗因があります。皐月賞は軒並み前が潰れたので、あれは仕方なし。むしろ、あの厳しい展開で3コーナー辺りから馬なりでまくってきたところに改めてこの馬の能力を感じました。
神戸新聞杯は休み明けでだし、まああの相手なら勝って欲しかったですが、2着なら一応それなりの格好はつけたでしょう。



で前走の菊花賞なんですが・・・ここからの立場逆転が今回の予想のミソなわけです。

菊花賞はリーチが1番人気でした。しかも逃げ馬。完全にマークされる立場です。“常に後ろからマークされている”という心身両面において非常に苦しい立場でレースを勝ちきることはかなり難しいと思います。1番人気の逃げ馬というのはそれくらい苦しい立場です。なんせ後ろの馬は前に目標がいるわけですから、当然レースはしやすいでしょう。
そんな苦しい立場で、更に逃げ切りがかなり困難と言われる菊花賞で、あそこまで粘った。あの負けは逆にプラスに考えています。そもそも菊花賞自体が逃げ切れないレースですから、それを1人気で逃げ切れっていうのが無理な話です。








で、今回は明らかに立場が楽です。人気も落ちますし、G1勝ちの肩書きもない3歳馬がG1を勝っている古馬に挑むわけです。騎手を含めた陣営も立場がぐーっと楽になるし、後ろの有力馬にとっても、マークは薄くなるでしょう。菊花賞時の他の有力馬のような“リーチザクラウンだけを見て、あいつを交わしさえすれば勝てる”という展望で臨む騎手はどこにもいないでしょう。
これはかなり大きいです。






そして最後に騎手なんですが・・・・・武豊が落ち目に入っているのは事実です。俺は元々この騎手が好きじゃないですから、あんまり買うことはありませんし、そういう意味では敵でした。
今までの武豊は俺が他の馬の馬券を買っていると“あー、豊の馬はやっぱ怖いな”という気持ちがすごくあったんだけど、今はそういう雰囲気を全然感じない。完全に衰退しようとしています。

でもそこなんですよ、ミソが。今年はリーディングも怪しく、ついには“ウオッカを降ろされる”という今までの競馬界の常識では考えられないようなことが武豊の身に降りかかってる。
武豊を降ろす”なんていうこと、今までの競馬界で考えられました?
俺が知る限り武豊を降ろしたのは近藤くらいしか知りません(笑)それくらい、今彼はピンチなわけです。競馬界の象徴的存在であり、唯一無二の絶対的存在であった彼が、そのポジションから陥落しようとしている。



ここで奮起しないわけがないでしょー。そしてこのまま終わるような人じゃないと思っています。いずれ必ずリーディングを明け渡す日は来るでしょう。G1で騎乗依頼がなくなることも珍しいことじゃなくなる日も近いと思います。でも、そんな時がすごく現実的なものとなろうとしている今だからこそ、彼がここでもう一踏ん張りするんじゃないかと思うわけです。

“あーなんだかんだで、やっぱり武豊はすごいな”という場面が見られるんじゃないかと思うわけです。

ウオッカが天才なら、彼だって天才なわけですから。決して好きじゃないけどw







という理由から、◎はリーチザクラウンです。あとは自滅しないかですが、この馬は広いコースを伸び伸び走れればまず間違いなく力を出してきます。おまけに今回は調教も絶好。G1を勝てる調教師にG1を勝てる馬の実力。そして騎手。3歳馬不利を百も承知の上で◎です。






ただ、どうしてもなんか勝ちきるまでのイメージはあまり沸かないんですよねぇ・・・複勝圏内にはかなりの確率で入ってくると思うんですが、どうも2着っぽい。なので、リーチザクラウンを負かしそうな馬を探してるんですが、頭までありそうな馬って、コンデュイットウオッカしかいないんですが。



なので印としては、

◎ リーチザクラウン
○ ウオッカ
▲ コンデュイット
△ オウケンブルースリ
× 1,3,6,8,11,18


という印。◎は頭はあんまりイメージできないだけに単勝は買いづらいんだけど、頭まで想定できる馬が○▲しかいないから、単勝も買う。


◎の単勝と◎ー○▲の馬連。◎⇒○▲△への馬単と、◎○二頭軸三連複。



勝負度:☆☆☆






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