11/28・29

この記録は毎週の馬券記録を、私が大好きである、毎週末Gallopの巻末に連載している藤代三郎氏執筆の“馬券の真実”風に書いたものです。





飽きるまで毎週月曜日か火曜日にうpしていく予定ですので、読みたいという奇特な方だけ読んで言ってください(笑






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いやー、久々に開門ダッシュなんていうものをしましたよ。えーっと確か最後に開門ダッシュをしたのが2007年のダイワスカーレットが勝った桜花賞だから、実に2年半ぶり。この2年半もの間にすっかり身体が鈍ってしまって、もうきついのなんのって。やはり、運動は大切ですね。競馬場でこんなことを実感するとは、何とも世の中はわからない。


その開門ダッシュした日は5回東京の最終日、つまりジャパンカップデーの東京競馬場でのこと。この日は大学時代の競馬サークルの会長と久しぶりの競馬。彼は私の最大の競馬友達であり、人生においても最大の親友である。大学時代は、それこそ本当に毎週競馬場に通いつめ、晴れの日も雨の日も、楽しい時も苦しい時も真正面から競馬と向き合い、苦楽を共にしたいわば戦友である。私の結婚式の時には、人目を憚らず涙し、そんな人情深い男である。大学卒業後はサービス業に就いてしまったためなかなか競馬場に行く機会がなくなってしまったが、大きなレースだけは特別に仕事の休みをもらい、こうして競馬場に参戦してくるのである。そんな彼から、「ジャパンカップは休みを取ったから府中に行くよ」と聞かされたのは約1ヶ月前で、大親友である会長が来るのなら、私としても黙っちゃあいない。それなら大人数の方が競馬は楽しいと言わんばかりに競馬友達に片っ端から連絡をし、迎えたのがジャパンカップデーの東京競馬場である。

この日は、私と会長、それに一点買いのあきらの3人で6時半頃に東京競馬場正門前で落ち合い、開門と同時に自由席確保のためダッシュ。そのあと会長の彼女と私の妻、さらにはこれまた久しぶりのコードネームNとパイロット志望のY田まで加えて総勢7名の大人数の競馬。いやー、楽しかったなぁ。1レースから馬券を買い、その度に「差せ!」だの「そのまま」だの、あっちこっちで叫び声が聞こえてくるのである。東京6レースなんてその最たる例で、私は馬券を買っていなかったから冷静にレース状況を観ていたのだが、直線に入ると隣の会長が「江田!江田!」と叫び、“おぉー、コイツは今生きるか死ぬかの瀬戸際で必死なのだな”と思っていると、今度は前のあきらが“そのままそのまま”と叫ぶのである。おお、私以外にも競馬にこんなにも熱くなれる友がここにいるのだ。いやぁ、熱いよなぁ。楽しいよなぁ。やっぱり、競馬は1人でやっていてももちろんそれはそれで楽しいのだが、こうして仲間と一緒に競馬をするのは何十倍も楽しい。持つべきものは友なのだ。

私の馬券の方はというと、1レースから買って獲ったり獲らなかったりをくり返し、東京メインのジャパンカップは外れ。敗戦濃厚のムードで迎えた今日の勝負レース、京都11レースの太秦Sで◎7番エノク、○13番ペプチドルビー、▲3番ニシノコンサフォス、△1番テイエムアクションという印でレースを見守り、△のテイエムアクションがスタート後1秒で落馬した時はどうなることかと思ったものの、見事◎のエノクが差しきって単勝をゲット。その配当が680円。3番のニシノコンサフォスが最後ハナだけ差されて3着になってしまっため馬単馬連を獲り逃したものの、なーに仲間と競馬をしていてこんなに楽しい時間を過ごしているのだ。これ以上は望むまい。京都メインの単勝を獲って私は引き分けでこの日を終え、最終レースは私の個人馬券ではなく、7人が1頭ずつ選び、計7頭の三連複ボックスを共同馬券としてやろうということになり、レースを見守ると、これが見事に的中してその配当が6990円。大した配当ではないが、そういうことはどうでもいいのだ。みんなで協力して馬券を買い、それが的中したということに意味があるのだ。

競馬後は府中の飲み屋で反省会。会長・Y田・Nとは大学時代の付き合いなので、4年前の有馬記念の打ち上げでの笑い話とか、大学在学中の話とか、昔話に花を咲かせて盛り上がった。こういう時、持つべきものは友だなぁと実感するのである。
いやぁ、今日は本当に楽しかった。ニシノコンサフォスが2着に粘ってくれれば言うことなかったけど、あんだけ友と叫んで笑って、それでトントンなら十分じゃないか。友よ、また競馬場で会おうじゃないか!





↓1日1クリックよろしくお願いします↓
にほんブログ村 競馬ブログ