まあいろいろあるけど、リアルタイムで競馬を観始めて最初の有馬記念になった99年が1番かなぁ。ゴール後のマヌケなアクシデントも含めて(笑)





最近はなかなかなくなってしまったけど、“ライバル対決”という色がすごく濃かったレースでした。




スペシャルウィークグラスワンダー、オペラオーなど俺が競馬を観始めた当時のヒーロー・主役は、フィールドを選ばなかった。もちろんそれぞれに得意な競馬場や距離はあったんだろうけど、東京だろうが中山だろうが長距離だろうが中距離だろうが、“主役はいつも王道を歩む”という姿勢で彼らは1年間走り続けていた。それでこそ1年間の中央競馬の主役と言えると思うし、最近の“有馬軽視”という流れや“長距離は使わない”という流れは好きじゃない。二流馬ならいいけど、自分の得意なフィールドしか走らないで、そこで勝って“チャンピオン”とは名乗れないでしょう。

そういう意味では、メイショウサムソンは間違いなく主役を務めた馬だと思う。逆にアドマイヤムーンなんかは最後の有馬記念も使わなかったし、JCと宝塚記念を勝ったとはいえ“チャンピオン”とは認めない。そういう意味で、ウオッカも正真正銘のチャンピオンとは認めていない。ウオッカの場合は、牝馬だから仕方ない面もあるんだけど。



主役を務めなきゃいけない4歳がからっきしなので、今年の3歳からは、“王道路線を歩む主役”を務める馬が久々に出てきて欲しいものです。