新潟直千

新潟直千といえば皆さんはどういうイメージでしょうか。

おそらく多くの人が“外枠有利”というイメージでいるでしょう。

では実際のデータはどうでしょうか。

・過去３年分の夏開催新潟直千枠番成績

枠番	勝率	連対率	複勝率
１枠	1.6%	6.3%	12.7%
２枠	11.9%	14.9%	16.4%
３枠	5.8%	11.6%	15.9%
４枠	4.3%	13%	17.4%
５枠	1.4%	8.3%	15.3%
６枠	6.8%	10.8%	17.6%
７枠	9%	14%	19%
８枠	6.9%	16.7%	28.4%

世間のイメージ通り、８枠の複勝率の高さが目に付く。複勝率だけ見ると、１枠からなだらかに外枠にいくにつれ上がっている。やはり外枠有利か。ここには載せていないが、回収率でも８枠は悪くない。

２枠の異様な勝率は気になるが、複勝率はそうでもないだけに、単なる偶然だろうか。回収率ベースで見ると、外枠と内枠がよく、真ん中の4枠・5枠あたりが悪い。

やはり、外枠有利＝外枠が売れ、内枠は売れない＝内枠たまに激走＝内枠回収率わるくない
という図式か。

外枠が有利なのは、一般的に内の方の馬場は他の距離の競馬でも使われ馬場が荒れているため、外のよい芝を通るからといわれる。

では馬場の荒れていない、開幕1週目は外枠有利の傾向はないのだろうか？
結果はこうなった。

・過去５年分の7月開幕週新潟直千枠番成績

枠番	勝率	連対率	複勝率
１枠	6.3%	6.3%	12.5%
２枠	5.9%	5.9%	11.8%
３枠	5.9%	11.8%	17.6%
４枠	5.9%	5.9%	11.8%
５枠	0%	11.1%	16.7%
６枠	5.3%	10.5%	21.1%
７枠	12%	12%	20%
８枠	8%	32%	36%

結論から言うと、開幕週も外枠有利である。１〜５枠はほぼ差がなく、６枠から少しずつ有利になり、８枠ははっきり有利という感じ。回収率では７枠と８枠、それに３枠も高い。

開幕週でも外枠が有利なのは、ラチを頼れるのが大きいのではないか。過去のアイビスサマーダッシュを見ても、芝は内も外も変わらないのに外に出そうとしている。馬はラチを頼って走ったほうが走りやすいようだ。

今日は枠について見てきたが、新潟直千にはもう一つ大きなバイアスがある。

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