天皇賞(秋) - Blood×Blood

・配当

過去５年のうち馬連万馬券が２度。その他２回も５０００円近くの配当で、馬連ベースだと中波乱。堅く収まったのは伝説の０８年のみ。

一方で過去１０年は１人気[5,2,1,2]と抜群の相性を示しており、紐荒れの傾向か。

今年の１人気ブエナビスタは牝馬だが、０８年は牝馬ワンツー。その前もヘヴンリーロマンス・ダンスインザムード・アドマイヤグルーヴと、穴をあけるのも牝馬ばっかりなのも、ブエナビスタにとってはいいデータである。

・馬券対象馬馬番

０９年[3,2,7]
０８年[14,7,2]
０７年[1,9,6]
０６年[14,10,15]
０５年[1,13,12]

はっきりと内枠有利なデータ出るかと思ったが、意外とそうでもない。ただ、穴馬だけをみてみると、０５年のヘヴンリーロマンスが１番枠、昨年のスクリーンヒーローも２番枠と、枠を利しての好走が多いのも事実。

ここでは内枠有利とはあえて書かないが、この成績のみで“枠順による有利不利はない”という結論が浸透しているなら、個人的には内枠はプラスアドバンテージにみたい。

前走

前走４着以下から巻き返したのは３頭。宝塚記念５着、オールカマー４着、府中牝馬８着と特に共通項はない。

前走３着以内の内訳は

とバラエティーに富んでいる。

・血統

ＳＳ含有率　10/15　

１０頭と言うと意外と少ないと思うかもれないが、ＳＳの血を持たなかったのはウオッカ・メイショウサムソン・カンパニーのみである。ウオッカは２回とも、サムソンも１人気だったし、カンパニーは５人気だったが前走で毎日王冠を勝っていた。ＳＳ有利は間違いない。

特に強調したいのは、アグネスタキオンが３頭、母父ＳＳが２頭も馬券になり、ＳＳ直仔も人気薄でダンスインザムードやスウィフトカレントとバシバシ馬券になっている点である。

アグネスタキオンはＳＳ系の中でも最も瞬発力勝負に強い種牡馬。母父ＳＳは父馬にもよるが、基本的にはキレる馬を多く出すことが多い。このレースが瞬発力優先のレースになっている証明であろう。

中距離のキレタイプがレースにもっともマッチするタイプ。