日本ダービー2013プレビューパート2

日本ダービーなので特別バージョンで。今日は5人気以下で馬券に絡んだ人気薄の分析。


過去5年、5人気以下で馬券に絡んだのは10頭。毎年2頭ずつ馬券に絡んでいる。




12年 フェノーメノ    5人気2着
    トーセンホマレボシ 7人気3着

11年 ウインバリアシオン 10人気2着
    ベルシャザール   8人気3着
   ※皐月賞が東京開催、不良馬場

10年 エイシンフラッシュ 7人気1着
    ローズキングダム  5人気2着

09年 リーチザクラウン  5人気2着
    アントニオバローズ 7人気3着
   ※不良馬場

08年 スマイルジャック  12人気2着
    ブラックシェル   6人気3着

・前走

前走皐月賞組が6頭。
青葉賞組が2頭。
京都新聞杯組1頭。
NHKマイルC組1頭。


皐月賞からのステップ


前走皐月賞組は皐月賞で11,3,4,13,9,9着。二けた着順の大敗からでも巻き返してきている。最近の皐月賞は前崩れになって差し決着になることが多く、皐月賞では展開に恵まれなかった馬たちの巻き返しには警戒が必要。
事実、6頭中3頭は皐月賞で3角3番手以内の競馬。皐月賞で前に行って、オーバーペースでつぶれている馬がダービーでゆったり走れて穴をあけることも多い。皐月賞3角3番手以内の競馬をした馬は[0,2,1,3]で複勝回収率293%。逆に皐月賞で上がり最速を記録した馬は[2,0,1,11]で単勝回収率249%、複勝回収率54%。エイシンフラッシュが該当しているので単勝回収率こそいいが、率・複勝回収率はいまいちである。さらに上がり最速馬に限定すると、過去5年で馬券になったのはオルフェーヴル1頭。ゴールドシップヒルノダムールが3人気以内に推されながら馬券にすらからめていない。



ただ6頭中3頭の11年ベルシャザール、09年のリーチザクラウンアントニオバローズはダービーが歴史的な不良馬場で、実力というよりは雨の影響で巻き返してきた印象もある。今年は現在は予報では雨は降りそうになく、皐月賞が不良馬場だったわけでもないので、皐月賞であまりにも大敗した馬の巻き返しは期待しづらいか。





青葉賞からのステップ

前走青葉賞組は2頭。ともに前々走が弥生賞掲示板外に負けていた。



・その他からのステップ

京都新聞杯組は昔はアグネスフライトハーツクライなど頻繁に馬券になっていたが、過去5年ではトーセンホマレボシ1頭。京都新聞杯、前々走とも3角3番手以内の競馬。



NHKマイルC組はブラックシェルのみ。皐月賞敗退からNHKマイルCに向かい、さらにダービーへのステップ。過去5年ではないが、アサクサキングスもこのステップ



・前々走

前走皐月賞組以外の4頭の前々走はそれぞれ弥生賞2頭と皐月賞大寒桜賞。


つまり、過去5年10頭の5人以下での馬券対象馬のうち9頭は過去2走以内に中山コースを経験している。
最近のダービーはスローで流れることが多く、2400mというよりは2000mへの適正が求められる事が多い。特に小回りへの対応力が必要だと感じる。
中山コースでの小回り経験が、ダービーの舞台での反応の鋭さなどにいい影響を与えている面は少なからずあるのではないか。


・血統

10頭中4頭は父か母父キングマンボ系


・その他

過去5年ダービーに出走した馬で、芝レースで上がり最速を記録したことがない馬は[0,0,0,10]で1頭も馬券に絡んでいない。
しかし、そもそもダービーに出走するような馬は過去に上がり最速を記録したことがない馬はほとんどおらず、いたとしても人気薄ばかりだからあまり意味のないデータかもしれない。

ただ、なんと今年はロゴタイプがこのデータに該当する。過去8走して5勝もしている馬が、上がり最速はおろか2位も記録していない。これは異例なことで、過去にダービーで馬券になっている、一見上がり最速とは無縁そうなタイプでも、みんな過去に上がり最速を経験している。

ディープブリランテリーチザクラウン、過去5年ではないが、メイショウサムソンコスモバルクアドマイヤメインのような前でグイグイ押すタイプの馬も未勝利戦等で上がり最速を経験。



このデータの該当馬で最後にダービーで馬券に絡んだ馬は07年に2着のアサクサキングスのみである。2000年からの過去12年36頭の馬券対象馬に範囲を広げても、該当馬で馬券に絡んだのはこのアサクサキングスのみ。





ロゴタイプはこのジンクスを覆せるか。ちなみに今年はロゴタイプ以外にも該当馬が多く、ヒラボクディープもこのデータに該当する。





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